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2011年2月 9日 (水)

足守公民館の防災の話②は美作の水害の話でした。

2月5日(土)に足守公民館で防災の話②があり、聞くことができ今回も驚くような内容でした。

誰もが台風は来ないと思っていたが、大水害が起きてしまった。水かさが増し、気づけば道路が川になっていた。下流には100件もの民家がある。大水害が起こり、水が引いた後は土砂が積もって、畳はドロドロ。区長Bさんのがんばりとボランティア、社協の活躍についても知ることができました。(にしやま)

美作で大水害、区長Bさんの話(一部)

89日に水害。台風警報は出ていたが、みんなは(台風は)来ないと思っていた。

1930に土嚢要請の連絡が入った。消防団が学校の砂場で土嚢を作ろうとかけつけたが、砂場が水につかっており出来ず。消防器庫も水につかっていた。

告知放送を要請したが、放送されず。車で移動していたが、だんだん増水し道路が河になった。それでも「ここは浸からんから大丈夫」と思っていた人が大勢いた。それより下流には民家が100件ほどあった。2200がピークで、1時間くらいで水は引いた。

私は職場に10日位休むと連絡した。土砂が流れ込み、畳はドロドロ。冷蔵庫が移動したり倒れたり、米は水びたしになり使えない。

まったく経験のないことだったが、救援物資を調達しようと思いJAに連絡したが、出してもらえる米はなかった。米は玄米で保存しているが、玄米が届いても精米機も水につかって使えない。

地域は年寄りが多く片付けも限界がある。消防にも救援要請をして手伝ってもらったが、消防自身も被害にあっている。そこで、ボランティアセンターを立ち上げた。すると市の職員が一人ついてくれた。このボランティアの活躍で大変助けられた。社協の方が、手助けが必要なところにボランティアを手配してくださった。

それまでは片づけるのが精いっぱいだったが、声をかけてもらい手伝ってもらい元気をもらえた。被害の少なかった所が炊き出しをしてくれた。あたたかい汁と味噌をつけたおにぎりが美味しかった。気持ちをもらえた。気力、体力ともに落ち込んでいたが、ボランティアに助けてもらって元気が出た。

炊き出しが必要な人は、だんだんに減っていったが、与えてもらうだけではなく一日も早く自活してもらいたいと思っていた。数日して炊き出しをどこでやめるかは、一番被害が多かった地区に決めてもらうことにしたが、話し合って間もなく止めることができた。

それ以後、各区長もよく動いてくれるようになった。ボランティアの力のすごさにも感謝している。人数が増えればいろんなことができる。

お伝えしたいのは、災害は起きるものとして心の準備はしておいた方が良い。いつも水につかるところは、車を避難させていた。自分の経験から危機意識を持っていた。

災害を経験してからは、怖くて眠れないと土嚢を積むようになった。河川改修の署名をして要望し、今は改修が行われている。

畳が水浸しで使えなくなって、床板の上で寝ていた人も多かったが、以前から予備の畳を持っている家が多かったので呼びかけて畳を提供してもらった。300枚が集まった。冷蔵庫なども中古品を手配できたり、社協の方もほとんどの地区から応援に来て下さっていた。

それからは被害に遭った時の気持ちになって、応援に駆け付けるようになっている。

どこかに出かけた時には、まず川を見る習慣がついた。

この足守の地でも大変な災害になると思う。

異常気象にもなっており防災意識を持つことが大切だと思います。

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